エピソード0:ドイツの大学で学び始めるまで

自己紹介

本題に入る前に、どうして僕がドイツの大学で学生をやり直すことを決めたのかを、時系列に沿って簡単に説明していきます。

ドイツの就活で玉砕

まだ日本の大学に通っていた2009年9月~2010年8月の1年間、ドイツ留学を体験し、帰国してから部活の先輩の紹介で2010年10月に徳島県鳴門市の日独姉妹都市交流に通訳として参加。

「今の語学力を活かしてドイツで働いてみたい!」という気持ちが収まらなくなって、大学を卒業した後の2012年11月~2013年10月まで、インターンシップ生としてドイツの会社でまた1年間働いていました。

そうして箔をつければ、ドイツで働き続けられるだろうと高をくくっていたのですが、その間に就活で面接してくれたとある会社には、「ドイツでのインターンシップはドイツの学生ならみんなやっている。ドイツの企業を納得させたいなら、日本での十分な職歴か、ドイツでの学位が必要だよ。」とズバリ言われてしまい、敢え無く玉砕してしまったのです。

日本で卒業したのは外国語学部 ドイツ語専攻だったので、ドイツの会社からしてみれば「ドイツでそれアピールされてもねぇ。」っていう感じだったんだと思います。

途中で心折れて、就活はやめてしまいました…。

失意の中、インターンシップの期間も終了し、日本に帰ることになった僕はそれから2か月は絵にかいたようなニート生活を送っていました。それでも頭の片隅からは、ドイツでの就活で言われたあの言葉がどうしても離れず、今から日本で職歴をつけるか、ドイツで学生生活を始めるかの二択で悩んでいました。

しかし、当時の僕はすでに20代後半。新卒としては扱われない自分が、日本で仕事を始められるかは正直不安視せざるを得ませんでした。それに、何かを両立することが本当に苦手だった僕は、自分のドイツ語がその間に衰えてしまうことが怖かったんです。

諦めきれなかった留学

やっぱりドイツで学生になろう。」と決意したのは2014年2月でした。

親に自分の気持ちを打ち明けたところ、「やっと腹括ったね。しっかり準備しなさい。こっちでもできることはするから。」と理解を示してくれ、現在まで変わらず応援し続けてくれています。

同じような気持ちでいた友達や後輩が、「ドイツ(海外)で勉強したい、働きたい。でも、家族がいい顔をしてくれない。」と言っていたのを聞いたこともあるので、うちが寛大なんだと思います。

それに、僕には本科生としてドイツに行く前に、本当の自分を理解してくれるドイツ人の友達がいました。彼には大学出願の書類のことや、ドイツで勉強を始めてから悩んだことをかなり相談していました。彼らに支えられながら、三十路をとうに超えた今、ようやくここまで来れたんです。

仕事しながら出願準備

周りに理解ある人たちがいたからこそ達成できた「ドイツで学位を取る」という目標ですが、やっぱり主体となって動かないといけないのは自分。

留学を決意してから、期間限定の契約社員のような形で雇ってくれる会社で仕事をして留学資金を稼ぎつつ、ドイツ語と英語の試験勉強も並行して、2015年8月にやっと通っていたブレーメンの大学から合格通知を受け取ることができました。

後から来る皆さんへ

ここまで読んでくれた人の中には、「いや、恵まれてるやないか。」と思った人がいるでしょう。僕もそう思います。それでも、あの時日本を出てドイツで一からやり直すことを決めた自分自身をまずは誇りに思いたいです。

そして、これから本格的にドイツで勉強しようと思っている人たちを直接支えられなくても、実情を伝えることで、みなさんのドイツ留学を後押しできたらと願っています。

まだまだメジャーな進路じゃないから、できるだけ詳しく解説します!参考にしてね!

ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます!

別のブログも読んでいただけたらうれしいです。

んでは、また~。

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