ドイツ国立大学出願の山場!uni-assistの審査を乗り切ろう③ 支払いと出願

uni-assist

前回はuni-assistで大学と学部を選ぶところまでを解説しました。(まだ終わんねぇのかよ。)

今回やっと!揃えた書類をuni-assistに提出して審査してもらいます。

サイトで紹介されている、大学出願のための6つのステップのうち今回は後半にあたる、

4.ONLINE BEWERBEN(オンラインで出願する)の後半

5.KOSTEN ZAHLEN(出願料を支払う)

6.ABSCHICKEN & VERFOLGEN(書類を送付し、経過を観察する)のほぼ最後まで

の解説になります。

支払いは3通り

さて、いよいよ支払いですが、クレジットカード(VISA or Mastercard)と海外送金、もしくはヨーロッパの数ヵ国から限定で国境を越えた直接の振り込みの3通りから選びます。海外送金の場合はオンラインバンキングでも支払い可能です。

クレジットカードで支払う場合はuni-assistのアカウント上で支払いがすぐに済むので取り立てて説明する必要はないかと思います。

海外送金はちょっとややこしい

海外送金の場合、まずuni-assistが管理する金融アカウントに審査にかかる合計金額を支払います。この際、送金手数料などは全て出願者負担になるので、審査の料金以上の金額がかかることを念頭に置いておいてください。

振込先は、僕が出願した時はサイトに載っていたのですが、2023年6月に確認したら、uni-assistでアカウントを作った人のみが確認できるようになっています。

さらに、uni-assistの名をかたって指定の口座に入金するよう誘導してくる詐欺に気をつけるようにと注意喚起されていました。ですので、銀行振り込みで料金を支払う場合は、ご自身のuni-assistのアカウントから確認してください。

支払いの用途を書く欄には、

  • uni-assistでの自身の識別番号(7桁)
  • 名字、名前
  • 生年月日(日・月・年の順で)
  • 出願するセメスターの時期
    • 冬セメスターは年を越えるため WiSe00/01(初年度過ごす年を明記)
    • 夏セメスターは SoSe00

以上4点を読めるように記入しましょう。

※どうしても書ききれない場合は識別番号と氏名、もしくは生年月日が最低限必要です。

例:出願者 Max Mustermann、識別番号 1234567、1991年1月1日生まれ、2021/22年冬セメスターに出願

1234567, Mustermann, Max, 01.01.1991, WiSe21/22

uni-assistが送金を確認したら、アカウントの支払い画面にその金額がクーポン(Guthaben)として表示されるので、それを利用して支払い画面に進んでやっと支払い完了です。

ですので、銀行やオンラインバンクで手続きを済ませても、審査料金を払ったことにはなりません。クレジット支払いより時間も手数料も多くかかってしまうので、正直あまりお勧めできない方法です。

ヨーロッパの一部の国から直接送金

日本から海外送金しようとすると、先ほど紹介したようにややこしい手続きを踏まなければいけないのですが、以下に挙げるヨーロッパ諸国のどこかに住んでいて、銀行口座を持っていると、直接送金(Sofortüberweisung)ができます。この場合も振込先は、uni-assistのご自身のアカウントから確認してください。

ベルギー、ドイツ、イタリア、オランダ、オーストリア、ポーランド、スイス、スペイン、UK

一部証明書はコピーを郵送!

大学と学部を選び、その出願に必要な書類もPDFに変換してアップロードし、審査料金も払いました。次で本当に出願のラストステップです!

「まだあんの!?もうしんどいです…。」

そんな声が画面越しに聞こえてきます。分かります。でもこれで出願のためにするべきことは(ほぼ)終わりです!だから踏ん張ってください。

(…これ解説し出してから、終わる終わる詐欺みたいな言葉の使い方してるような…。)

と言っても、今まで揃えてきた書類を紙の状態で、様式を整えて郵送するだけです。郵送に必要な書類は以下の通り。

  • 高校の卒業証明書
  • 高校の成績証明書
  • センター試験、もしくは大学入学共通テストの結果
  • 大学の在学証明書
  • 大学の成績証明書
  • 大学の卒業証明書

どの書類が必要になるかは、出願時のみなさんのステータスによって変わります。英語、もしくはドイツ語で発行されている必要があり、翻訳してもらった際は、オリジナルの書類と公証済みの翻訳書類を添付します。

語学力証明書のコピー(念のため)

一応アップロードしたファイルから、uni-assistが内容を審査し、必要なときは各機関に問い合わせます。それなら、スタッフがなるべく早く書類を審査できるように受験者IDや受験した日付、スコアが載っている、テストの結果を送っておいた方が親切だと思います。

審査申請用紙(一部要署名)

ドイツの大学は、外国籍出願者にuni-assistに書類審査を書面で改めて申請するように指示してきます。審査料金を全て支払った時点で、申請用紙がダウンロード可能になり、署名欄があればそこに署名して郵送書類に同封します。署名を要求するかどうかは大学によって異なります。

VPD申請用紙(一部)

一部大学、学部ではuni-assistによる書類審査の結果、Vorprüfungsdokumentation(VPD)の送付を要求しています。大学のホームページで、「Vorprüfungsdokumentation」「VPD」で検索をかけてみるか、入試課に問い合わせると、どの学部にVPDが必要かが分かります。

uni-assistによると、普通に他の書類を揃えて出願すれば、特に申請しなくても各大学、学部に合わせて必要な分だけ発行して送付してくれるそうです。

VPD | uni-assist
Die Vorpüfungsdokumentation (VPD) ist ein Zertifikat von uni-assist, mit dem Sie sich direkt an der Hochschule bewerben....

ただ大学によっては申請用紙を用意してくれてることもあるので、運良く見つかったら必要事項を記入して他の書類に同封しておきましょう。VPDの詳しい解説はこちら

以上の中から揃えた各書類を封筒の中に入れて、下記の住所まで郵送します。

uni-assist e.V., Geneststrasse 5, 10829 Berlin, GERMANY

言うまでもなく、ここまでを各セメスターの出願期限までに終わらせなければいけません。最後の書類の郵送が期限を越えてしまうと、今までの努力が水の泡です。最後の最後で失敗するのは嫌ですよね?

諦めないで!(真〇みき)

お疲れさまでした。ここから結果が出るまでには最大6週間ほどかかります。

2020年6月現在、コロナウイルスの影響により、uni-assistでも労働に制限を設けています。これにより、審査に6週間以上かかる可能性もあります。予めご了承ください。

出願後も油断禁物

次回は書類を送った後、結果が出るまでに気をつけるべきことについて解説します。

ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます!

別のブログも読んでいただけたらうれしいです。

んでは、また~。

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