ドイツの大学から海外留学⑤ 留学後にすること

留学

ついこの間始まったはずの交換留学ですが、期間は長くて2セメスター(1年)。思ったより早く時が過ぎてしまい、もう終わりと思う方も結構いるんじゃないかと思います。そして、ドイツに帰ったら留学関連で大学に報告しないといけないこともちょこちょこあるので、今回は僕の経験をもとに、それらを軽めに紹介します。

ビザの再申請

ドイツから海外留学をしている間に、ドイツのビザが切れてしまったという人も中にはいるかと思います。それでも、もはや勝手知ったるドイツなので、どんな書類をそろえればいいのかというのはある程度頭に入っているでしょう。もし準備に困ったら、以前僕が書いた解説記事も参考にしてください。

あとは無事に予約なり、早い段階で申請にこぎつけるための努力もしましょう。

単位

現実的な話をしますが、自分が通う学部のカリキュラムに組み込まれている交換留学では、単位取得がそもそもの目的です。楽しいことも大事だけど、勉強はちゃんとしていないといけません。

現地で試験→出身大学に提出

留学先の大学で試験を受けて、合格したら成績が出ます。履修登録したすべての授業の成績が出たら、ドイツに戻って大学の学生課に成績表を提出しましょう。

経験上、合否だけでドイツの大学から単位が認可されるかどうかが決まるのが主流だとは思います。さらにうちでは、その時の成績も成績証明書に反映されていなかったです。

圧縮はある?

交換留学先の大学によっては、授業一コマの重みがドイツの自分の大学と違う可能性も考えられます。通期で受けたのに、総授業時間がドイツの半分だったから単位も半分、みたいな。

これは留学前に学生課、もしくは国際交流課のような、交換留学担当の課に制度を詳しく教えてもらうのがいいと思います。

うちはなかった

幸いなことに、僕の学部はEU圏内の大学との交換留学枠内なら1対1で単位の換算をしてくれたので、そんなに苦労することはなかった、という同級生は多かったです。

ただ、僕の場合は、通期で受ける授業の種類が表面上ドイツと一緒でも、期間内にナンバリングで勉強内容が少しずつ変わっていって、都度テストやプレゼンがあったので、ボリュームとしてはドイツにいた時よりも多かったんじゃないかと思います。

(出典: いらすとや)

…圧縮はなかったものの、なんか損した気分。

日本からの交換留学生は圧縮率に悩んでいた

うちの大学に来た日本からの交換留学生は、こっちで取った単位を授業のコマ数、授業時間やらで計算して単位数を日本式に計算していたりしました。大概の場合、こんだけ苦労して単位これだけかよみたいに嘆いていたので、多分所属大学から彼らに不利な計算方法を指定されていたのでしょう…。

後輩に留学体験の紹介

どの大学に留学するかを選ぶ段階で、うちの大学では文化祭のようなイベントで、留学から帰ってきた学生が、自身の体験を後輩に教えていくコーナーを設けているという話をしました。

Helpdesk
(出典: Flickr “Helpdesk” by Paul Fenwick)

特に、海外留学がカリキュラムに入っている大学なら、後続は絶え間なく出てくるので、大学としてもそういう機会を何かしらで設けて、下級生に役立ててほしいという狙いがあるのです。この場合、先輩となる皆さんにも一肌脱いでほしいという依頼が多分きます。

ちなみにうちはこのコーナーに参加することも単位要件に入っていました。つまり強制だったわけですが、話を聞きに来る後輩の不安と期待が入り混じった表情を見て、まぁ自分の体験を語って少しでも留学に対してポジティブに考えてくれたらいいなぁと、妙な親心が芽生えたのを思い出します。

外国から海外留学をするという経験

これにてドイツの大学から外国へ交換留学をするシリーズは終了です。もともと外国人でありながら正規学生としてドイツの大学で勉強してきた皆さんですが、そこから飛び出してまた新しい視点を取り入れる時間があるというのはかなり貴重な体験です。二重の国際体験を、ぜひ今後に役立ててほしいと思います。

ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます!

別のブログも読んでいただけたらうれしいです。

んでは、また~。

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