真面目or不真面目?授業中のドイツ人学生

大学生活

オリエンテーションが終わったところで、本格的に授業開講です。

もちろん興味があって出願し合格したので、初めての環境に飛び込む不安とは別に、どんなことを学ぶのかわくわくする気持ちもあるかと思います。

先生が入ってきてその場にいた学生が席に落ち着きます。トイレなどで教室にいなかった人たちも少し遅れて入ってきたら、いよいよ授業の始まりです。

授業の内容を頭に入れることに集中しようと思うけど、何やら日本とは同級生の挙動が違うような…

遅れてきた同級生

…開始30分ぐらいして教室のドアが開いたと思ったら、同級生が入ってきました。明らかに遅刻です。でも意外と堂々としています。なんなら教室のホワイトボードに近い方のドアから、教授の視界に入ることも気にしていない感じで入ってきました。

(出典: Flickr “Back in a classroom..wierd” by Jon Rawlinson)

遅刻の理由は、電車が遅れた、バイトが長引いた、病院での問診に時間がかかったなどなど。

ていうか先生もその子に軽く「おはよう」って言って授業を続けています。

「えっ、お咎めなし?」

全授業ではありませんが、ドイツの大学でこういう場面に出くわすことは結構多いのです。日本の大学もそんなところあるんですかね?

ドイツでは出席頻度を成績に入れる方が少数派で、肝心のテストやレポートなど、課題の出来で評価されるのがほとんどです。なので、遅刻をヒステリックに注意する先生はあんまりいない印象でした。

早退する同級生

個人的にはこっちの方が衝撃だったのですが、用事があって早退する学生もたまにいるのです。さすがに授業中にということはめったにありませんでしたが、2コマ以上の授業の休憩時間に、バイト、病院など遅刻するのと同じような理由ですっと帰るパターンでした。人によりますが、事前に先生に言っておくか、言わずにぶちるかは自由なようです。

よく考えたら、出られるところまで授業に出たということで、遅刻よりは印象がいいかもしれません。

電話に出る同級生

これはめったに見かけないと思います。僕は4年間で2回ほど遭遇しました。電話のバイブが鳴って、そそくさと教室から出ていく姿にみんな注目しつつも、その後何事もなく授業が進んでいくのはさすがに日本にはない光景じゃないでしょうか。

さすがに教室の中で電話に出る猛者はいませんでした(当たり前や)。

でもバイトの面接の結果聞いただけって言われたときには絶句しましたね…。

質問攻め作戦

授業の中で、外国人が想像する真面目なドイツ人の気質を何度も目の当たりにしてきました。それは「分からないことは徹底的に聞く」という点です。

(出典: Flickr “ECS Classroom” by Norton Gusky)

数学の授業でのことです。高校までに最低限やってきたとはいえ、それを経済に応用する考え方についていけなかった子が多かったようで、先生になんでなんでの集中砲火を毎回のように浴びせていました。

「何でルート使うんですか?」

「何で確率は一定じゃないんですか?」

「何で宝くじの賞金に税金かかるんですか?」

などなど。気になって納得いかないとみんな一斉に手を挙げて答えを求めます。先生もさばききれずにちょっとイライラしているようにも見えてきました。

そんなこんなでタイムオーバーとなって、授業がお開きになった、なんてこともたまにありました。

「も、もしかしてあいつらこれ狙ってたんか…?」

自分のリズム

茶化して書きましたが、彼らは自分軸で生きてるんやなぁというのが、普段の授業からも分かるよってことを伝えたかったのです。遅刻、早退、電話は常習じゃ困りますが、変更できない用事や事情なら、認めてくれる先生もいます。

何度も言いますが全員じゃないですよ!僕は学部長の授業に遅刻し倒して完全に嫌われてしまいました。だ、だって朝8時開始とか頭おかしいやん…。

ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます!

別のブログも読んでいただけたらうれしいです。

んでは、また~。

コメント

タイトルとURLをコピーしました