Goethe Zertifikat C1 解説と対策 会話編

ドイツ語試験

ドイツの大学に正規留学するにあたって、ドイツ語能力を証明するための資格試験として必ず挙げられるのが、ゲーテインスティテュートが主催する“Goethe Zertifikat C1”です。

日本で受験できることもあって、日本では知名度が高いので既に知っている人も多いかと思います。

記事を書くにあたって参考にしたのは、

Klett社出版の”Mit Erfolg zum Goethe-Zertifikat: Testbuch C1“と、Hueber社の”Fit fuers Goethe-Zertifikat C1“です。

今回は会話編の解説と対策になります。

問題形式と時間配分

会話の大問は2つ、合計約45分で解きます。作文の後に他の受験者と二人組で別室に呼ばれ、試験を受けるのが一般的ですが、最後に余った場合などは一人で別室に行き、一人で受験します。

待ち時間が長くなるかも

試験会場が会話のための別室、試験官を何人用意できるかによりますが、基本的に一組ずつの受験となります。なので、自分の順番が回ってくるまではもともとの試験会場で待機です。また、受験する順番、ペアは申し込みの早い者勝ちということで、早く申し込めば早く順番が回ってきます。

第1問 一人でプレゼン

別室に入り、試験官から社会問題を取り上げているテーマが渡され、15分で準備、4分以内でプレゼンテーションをするように求められます。

(出典: Flickr “First presentation” by Ivan Lanin)

プレゼンに盛り込むべき内容は、渡されるテーマと共に列挙されているので、準備時間によく読んで構成を考えていきましょう。

だいたいの傾向としては、

・テーマになっていることに関しての説明、例に挙げられる現象

・自国での状況

・メリット、デメリット

・テーマに対する自分の意見

以上4点が構成要素になっています。

ペアになって試験を受ける場合、自分の他にもう一人プレゼンをする人がいますが、彼、もしくは彼女の番に自分がするべきことは特にないので、単純な待ち時間になります。

第2問 二人でディスカッション

ペアの受験者、一人で受験の場合は試験官と一緒に15分準備して、8分間でディスカッションを繰り広げます。

(出典: Flickr “Panton Discussion 1,RP” by Open Knowledge Foundation)

ディスカッションのテーマは、

・学外、社外で複数人で集まってどう過ごすか

・職業上の理由で、社外のプログラムに参加するには何がいいか

みたいな、課外活動のような内容になっている傾向が高いです。

テーマに沿ったアクティビティが5,6個列挙されているので、ひな形として

・自分だったらどれにするか、その理由も説明

・相手の考えも伺う

・相手に同意、もしくは反論

・二人で結論を出す

という順番でディスカッションを進めていきましょう。アクティビティは一つだけでも、複数選んでも特に問題ありません。しかし8分間という時間の縛りがあり、それも一人だけの時間ではないので、タイムマネジメントに無理のない範囲で選んだ方がよさそうです。

議論を活発にし過ぎない

ここで求められるのは、会話能力の他に、建設的な議論を進められるかどうかです。自分の提案を説明すること、もしくは相手の提案に引っかかる点が見つかって詰めるのに熱くなりすぎて、結論が出せないとなると元も子もないことになってしまいます。あくまで試験であるということを忘れずに臨んでください。

〇転裁判禁止。

準備時間をフルに使おう

第1問、第2問ともに準備時間が長めに設定されています。即興性というよりかは、冷静に物事を説明するための構成を考えて、アウトプットする力を見られるので、自分の心を落ち着かせましょう。

ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます!

別のブログも読んでいただけたらうれしいです。

んでは、また~。

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