金勘定に弱いドイツに住む人たち

日常生活

学生としてドイツに定住し始めた僕ですが、日常生活の中で特に受けたカルチャーショックがあります。

それは、金勘定ができない、というか細かくしたがらないところです。

タイトルでもちょっとニュアンスを変えていますが、これは一部ドイツ人だけでなく、ドイツに長く住んでいる外国人にも結構言えることなのです。

レジでの計算を嫌がる

例えば、僕が近所のスーパーで買い物をして、6,96€を支払うとします。

ちょうどお札と小銭を合わせて7,01€があったので、5セントのお釣りで財布の小銭を減らせるからと、そのまま払います。

ここで、レジの人が不思議そうな顔を。「この1セントは何のつもり?」という感じで僕につき返してきます。

(出典: Flickr “coins” by Fredrik Rubensson)

僕としては7€で会計をされてしまうと、4セントのお釣りが返ってきて、また財布の中がじゃらじゃらして鬱陶しいので、何とかこの1セントを受け取ってほしいのです。

なので僕もその1セントをまたレジの人に渡して、「5セントのお釣りをください。」と説明します。

ここで理解してくれたらまだいいのですが、それでも「いや要らないから。」とこっちの意向を理解してくれずにその1セントを頑なに受け取ろうとしない人もいるのです。

(出典: Flickr “Discussion” by dalliedee)

ここまで来たら僕も計算の詳細を説明しないといけません。まぁこんなにもめたことはドイツに来てから2回ぐらいしかないですが、日本じゃ起こりえないですよね。

すぐに計算できないにしても、とりあえずお金を受け取って、レジに入力して出たお釣りの額を返して欲しいというのが、スーパーで買い物をするときの大体の心理かと思います。

100€など、あまりにも大きな額の紙幣で払おうとして怪訝な顔をされるなら、偽札疑われてるかもなとは思いますが、そうじゃなくてごくごく少額の買い物でたまに起こる現象なんです。

僕の場合はあくまで自分がすっきりするためなので、最初は理解されなくても仕方ないですが、なんで説明しても拒否するのかと今でもずっと疑問です。

しめじの考察

この現象が起こる理由を大きく分けて3つぐらい、僕なりに考えてみました。

1.レジ作業の効率化

できるだけ早くお客さんをさばいて、渋滞しそうな事態を避けるためというのが、一番わかりやすいでしょう。

(出典: Flickr “Don Quijote Kaheka” by Daniel Ramirez)

レジの人がぱっと見て分かる金額は、レジに打ち込みやすいし、あとはそこから計算されたお釣りをそのまま渡せばいいだけです。

そこで僕をはじめとする、細かい金額まで出してきたお客さんがいようものなら、まず出された金額がいくらなのかを数えないといけません。

そこで時間がかかると、後ろに長い列ができてプレッシャーもかかるので、そういう意味でお客さんが細かい金額で支払ってくるのを嫌がるのかもしれません。

ただ僕個人としては、お客さんが出す細かい金額を数えて、すっきりしたお釣りを渡す時間と、逆にお客さんから簡単に数えられるお金を受け取って、細かいお釣りをレジから出してから渡す時間って結局相殺されるんじゃないの?と考えてしまいます。

ドイツでは足りればそれでいい

ふと思い出しましたが、ドイツでもレジでちょっと細かい小銭を出してくれないかと聞かれることは実はあります。でも、それは小さい額に対して大きなお金で支払われて、お釣りを小銭で多く返さないといけなくなる時です。

例えばそれは、7,01€の支払いを8€でしようとするときなど、はみ出した端数が1セント、2セントだった場合などです。

2.チップ文化

スーパーとは関係ありませんが、日本国外のレストランなどで多く見られるチップ(Trinkgeld)を支払う文化も、金勘定をややこしくしないやり方に影響してるかもしれません。

(出典: いらすとや)

チップって、ドイツでは別に元の値段の何%以上みたいなルールは特にないのです。ドイツ人曰く、サービスに満足したらそれだけの気持ちで払えばいいし、不満があまりに募ればチップなしで元の値段だけ払ってもいいみたいです。

で、一般的には元の値段から近い、一番払いやすい金額に調整して払うみたいです。

あるレストランで食事した合計金額が26,2€だったら30€、みたいな。

こんな感じで、お客さんとしてお店に支払うお金は分かりやすいもの、という考えがドイツ人に根付いているのかもな、というのが理由その2です。

3.日本人がきっちり出しすぎ?

ここで視点を、日本人である僕らに向けてみました。

小銭を財布から出して、すっきりしたいというほかに、ちゃんと出してあげた方がレジの人に親切かなと思ったことはありませんか?ドイツより、日本で会計前に財布の中身をよく見てお札と小銭を取り出している印象が僕にはあります。

(出典: いらすとや)

また、日本にいたときにたまに、「レジで1円玉が不足しております。ご協力いただけましたら幸いです。」みたいな貼り紙をレジに並び始めるタイミングで見かけました。一方ドイツでは、1番目の理由でも軽く触れましたが、レジから出るお釣りが多くなりそうなときに、体感で年に3回ぐらい「10セントない?」って聞かれる程度です。

別に日本でだってそれに協力するかどうかは個人の自由ですが、その環境下でレジで並んでる時に財布の中身をチェックし出す日本人は少なからずいるはず。

そのマインドのままドイツに来ると、細かく出し過ぎて「は?」みたいな対応をされてしまって、なんか釈然としない気分になるんじゃないかと思います。

断られても負けないで

真偽は分かりませんが、レジで支払うお金を細かく出したがるのは関西人に多く見られる気質のようです。(僕も関西出身なので、それを否定しにくいのが実情です…。)

いずれにせよ、ドイツではその勘定の仕方はすっと理解されないかもしれない、ということをちょっと頭の片隅に入れておいてください。

ちなみに前述の通り、僕は断られても必要ならレジの人に説明してなるべくすっきりしたお釣りをもらいます。

ただ機械までは従えられんかった…。

ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます!

別のブログも読んでいただけたらうれしいです。

んでは、また~。

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