ドイツの洗濯物事情の一端で、「部屋干しの際には温度管理が大事」といった一節を書きました。
夏はそんなに気にしなくてもいいのですが、やっぱり冬は気温が下がって洗濯物、室内から湿気が出ていきにくくなるので、部屋干ししないといけない状況だと結構室温と部屋の中の湿度に気を使わないといけなくなります。
部屋干し自体は合法
たまに勘違いする人がいるのですが、ドイツで部屋干しは法的に禁止されているわけではありません。
ただ、賃貸の部屋から退去するときに壁がカビているのが見つかると、原状復帰のためにえらい額を後から請求されてしまうので注意が必要なのです。

水場の湿気も注意
また、共用の物干し部屋をフルに使える、もしくは学生寮やWG(シェアハウス)に乾燥機がついているなどで部屋干ししていなくても、特にキッチンやバスルームといった水場で湿気がたまると壁にカビが生えやすくなってしまいます。
最適な室温と湿度
では冬場にカビを発生させないために、最低どれぐらいの室温を維持することが必要なのか。
ドイツの環境省などが発表したウェブ上のソースでは、
- リビング 20度
- 寝室 16~18度
- キッチン 18度
- バスルーム 22~23度
これに加えて各部屋の湿度を40~60%に保つことも推奨されています。バスルームやキッチンは一時的に湿度が上がるので、ここらを使わないときの設定と思われます。



日本はどう?
日本はドイツとは環境が異なり、それに合わせた建築技術で部屋が作られているので、比較対照に必ずしも適しているわけではありませんが、結構似たような条件で部屋の温度と湿度を保つべきという結論になりそうです。
例えばパナソニックの記事には、カビは室温25~30度、湿度60~80%で発生、繁殖しやすいとあります。なので部屋の湿度を60%未満に抑えるのがいいということです。
一方YKKAPの記事では、室温25度以上、湿度80%以上でカビが発生しやすくなる環境ができると書かれてあります。特に冬場は結露しやすいので、温度もそうですが特に湿度管理に気を付けるべき、とのことです。

セントラルヒーティングの暖房で室温調節
先ほど紹介した室温にするには、当然ながら暖房をつけて調節しないといけません。ドイツでは何かしらの形で暖房を各世帯に設置することが義務付けられていて、大概の場合セントラルヒーティングになっています。
暖房機はこんな形なのですが、端っこのダイヤルを回して暖房熱の強度を自分でいじります。標準的にダイヤルの目盛りは0から始まり、雪の結晶、1~5となっています。上で紹介した室温を保つには、2と3の間まで回して20分待てばいいです。

目盛りごとに室温がどれぐらいまで上がるかというのが上の画像で表示されています。例えば3にすると、20度ぐらいまで上がってそれ以上暖かくはなりません。もっと暖かくしたい場合は4や5にするのですが、そこまですると息苦しくなってしまうので、長期的にはお勧めしません。
部屋干しの場合は室温を上げる
部屋干しする場合は、一時的にダイヤルの目盛りを3以上にして室温を上げましょう。定期的に換気もして、湿度が上がりすぎないように気を付けてください。
冬場の換気は1日5~10分
室温を上げただけでは部屋のカビ対策にはなりません。部屋干しをしていなくても、1日のどこかのタイミングですべての部屋の窓を最低5分、できれば10分開放、2回以上して部屋全体の空気を入れ替えましょう。ドイツは日本より乾燥している傾向があるので、これで結構効果があります。
湿度計を設置
必ずしもやらないといけないわけではありませんが、検温機能の付いた湿度計を設置すると管理がしやすくなります。
ドイツでも注意して
日本からドイツに来ると、乾燥してると感じる人が多いと思います。さらに冬はかなり寒いので、換気など部屋のカビ対策を怠りがちです。それで油断すると後で泣きを見るし、言い訳できなくなるのでしっかり室温と湿度を管理して過ごしてください。
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます!
別のブログも読んでいただけたらうれしいです。
んでは、また~。



コメント