皆さんはドイツでの食生活について考えたことがありますか?
生きていくには食べていかなければいけないのです。ごはんが出てくる実家ならともかく、今から皆さんは親元を離れ、海を越えて暮らしていかなければいけないのです。
…一人暮らしをしてきた方にとっては何を今更なことかもしれません。
自炊はメリットだらけ
ただ、僕がここで強調したいのは「自炊する」ということなんです。
慣れない海外の暮らし、すぐそばに知り合いがいない…せめて食べる楽しみはキープしたいですよね。ドイツの食べ物もおいしいけど、毎日となるとちょっときつい。スーパーは日本のコンビニほど出来合いの物にいい値段でありつけません。
タイムセールなんて期待しちゃだめです!毎日買ったものだけを食べるのはお財布にもきつく、体も徐々に悲鳴を上げ始めます。
なら、自分で食べたいものが作れるようになれば問題は一気に解決です。
ドイツで売られている肉や野菜、小麦製品は日本よりはるかに安く、これらを使って自炊すれば日々の生活費をかなり抑えられます。
肉、野菜が安いのはすごくありがたい。例えば牛豚こま切れ肉が1kg650円ほど、玉ねぎ2kg150円ほど…などなど日本では考えられない値段で売られています。「こんなんカレー作るしかないやん!」
アジア系食材も手に入りやすい
また、ドイツの大学がある街の多くにはアジアショップがあり、日本の食材が恋しくなったらそこに行って米や味噌など何かしら調達することも不可能ではありません。
余談ですがドイツでは照り焼きソースが結構浸透しています。どうしてもショップで手に入らないものはネットで注文したり、家族や日本の友達に送ってもらいましょう。
裏技:移民系スーパーでさらに節約
ドイツにはトルコ人をはじめとする移民が多く住んでおり、彼らがドイツの様式とはまた違ったスーパーを経営しているのを見る機会もあるでしょう。ドイツ式のスーパーでは見ないようなラム肉や、野菜を取り揃えていて、多くの品がドイツスーパーよりも安く売られています。僕はここで鶏もも肉、オクラ、ヨーグルト、そのほか多くの野菜を買ってきました。
品質に特に違和感はなく、ちゃんと調理すればおいしくいただけます。表面からは分からない、腐食した野菜、果物にあたってしまうのは、ドイツのスーパーでもあることなので、モノを選ぶときにはちゃんと確かめてからかごに入れましょう。
この習慣をとあるドイツ人に話すと、「えっ、あなた正気?」みたいなことを言われたことがあります。残念ながらこういう偏見を持つ人がいるのは事実です。それでも言いたい。移民が経営しているからと言ってヤバい品を扱ってるなんてことはありません。
まずはふらっと入って、ちょっとしたものを買って調理してください。ドイツ系スーパーで売っているものと違いはないはずです。
日本のファンを増やすチャンス?
さらにドイツでは、たまに参加者それぞれが食べ物を持ち寄ってパーティを開くこともあります。日本料理を自分で作って、同級生や友達に振舞うチャンスがあれば、今まで以上にみんなと仲良くなれるかもしれません。
僕は友達と二人でから揚げ1,5㎏作って1食で全て食べきってしまったことがあります。僕がから揚げが好きだったということを差し置いても、今までその存在を知らなかったドイツ人がむさぼるようにから揚げを口に放り込んでいくのを見るのはすごく気持ちのいいものでした。全て食べきった後、彼は「こんにちは」、「ありがとう」の他に「Karaage」を覚えました。
ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます!
別のブログも読んでいただけたらうれしいです。
んでは、また~。
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