ドイツの大学で卒業論文を書く④ 諮問編

大学生活

大学卒業にあたり、最後の難関となるのが卒業論文。日本でもドイツでも同じようなプロセスですが、もしかしたらちょっとした違いがあるかもしれません。

そこで、僕の体験をもとに、ドイツの大学で卒業論文を書くときにやるべきことを書き連ねていきます。

今回は、卒論を提出した後の諮問(Colloquium/Kolloquium)についてです。

期限までに学生課に提出

卒論執筆の申請が学生課に承認されると、いつまでに出すようにと提出期限も通知されます。僕の場合は承認されてから大体3カ月でしたが、結構ギリギリでした。

この前のブログでも書きましたが、それでも足りないっていう人は、ちょっと書いて方針ができてから申請しに行くのも一つの手です。

また、僕の場合は二人の担当教授用、そして自分用の3部を製本された状態で提出するように言われました。製本ってお金かかるんですね…。今思えば大した出費じゃないかもしれませんが、学生という身分からすれば十分痛かったと思います。

諮問の通知

無事提出したら、学生課を通して教授が内容をチェック。よっぽどのことがない限り物言いは入りませんが、前に触れた学部指定のWordのフォーマットやら、論文の構成やら、ページ数やら、読み物として形を成しているかも見られます。

それがオッケーなら、学生課から、もしくは教授自ら諮問の日程に関してヒアリングがあるので、自分の予定と擦り合わせて決めましょう。

プレゼンの準備

日程が決まったら、卒論の内容をもとに、PowerPointでプレゼンテーションを作成します。担当教授の前(+任意参加の学生)で自分の研究内容を発表するために、論文のキーポイントをわかりやすく並べていきます。

簡潔に!

授業でさんざんやっているはずなのですが、文字ばかりのスライドを作らないようにしてください。要点がどこか分からなくなるし、厳しい教授だと、PowerPointをカンペ代わりにしているとして、減点になるかもしれません。

(出典: Flickr “First presentation” by Ivan Lanin)

内容は卒論で既に確認している

教授は論文の内容をあらかじめ頭に入れているので、内容面でも一から全部説明するプレゼンにならないようにしましょう。教授も諮問の日は、製本された論文を持ってきているはずです。後述しますが、向こうから気になることを聞いてくるので、先に自分で全部喋ることのないように心がけてください。

時間厳守

そして、当然自分に与えられた時間を守ってプレゼンをしないといけません。以前触れましたが、少し超過するだけならそこまで咎められません。でも5分も過ぎてしまうと早く終わらせるように促されるかもしれません。これも採点基準なので、しっかり意識しましょう。

(出典: いらすとや)

質疑応答

発表が一通り終わると、教授から質問が飛んできます。卒論の内容に関してだけでなく、そこに使った理論を応用してどんなことができそうか、というひねった問いを投げかけてくるかもしれません。僕はこれを体験して、自分が調べた結果だけでなく、調べる過程も気にしながら卒論を書かないといけないのか、と驚きのような、ショックのような感覚を味わいました。

(出典: Flickr “Panel discussion” by tylerhoff)

最後に教授からの総評を聞きます。論文としての評価、この発表の評価どちらもを合わせて最終成績になりますが、点数をすぐつけられるわけではないので、フィードバックだけもらうという感じです。

成績通知は後日

ここまで終わったら、諮問は終わりです。最終成績は、1週間から2週間待つことになると思います。

無事合格していれば自分がこれまでに受けた授業全ての成績通知、卒業証明書などが郵送で、こちらが指定した住所に送られます。卒業証明書に書いてある日付が、皆さんがドイツの大学を卒業した日です。

DSC_5109_Amy2
(出典: Flickr “DSC_5109_Amy2” by Conor Lawless)

最後までやりきろう

悔いのないように頑張りましょう。皆さんが持っている、ドイツの大学に対するモチベーションの全てをぶつけてください。単に学位をとれた、という以上の達成感を味わってほしいと思います。

ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます!

別のブログも読んでいただけたらうれしいです。

んでは、また~。

コメント

タイトルとURLをコピーしました