締め出しには気をつけて!ドイツの玄関ドア

日常生活

僕が初めてドイツに長期滞在したのは2009年の秋から1年間だったのですが、やっとの思いで見つけた部屋に住み始めて1週間も経たないうちにプチトラブルに遭いました。

それは、アパート式の住居で割と標準になっている玄関のドアに起因します。

回せないドアノブ

下の画像をご覧ください。こちらは僕が今住んでる部屋の玄関のドアです。

何の変哲もないように見えますが、ドアノブにご注目ください。掴めはしますが、回せないようになっています。ドアノブの形は様々ですが、回せるようにはなっていないはずです。

内側はこんな感じ。

玄関ドア 内側

これは防犯対策の一環で、ちゃんと鍵がないと、たとえすでに解錠されていたとしても、閉まった状態から入れないようになっているのです。

部屋を借りるなら、当然ドアの鍵も一緒にもらいますよね。部屋を出ていくときはこれで施錠、部屋に戻るときはこれで解錠というのは今更言うまでもない常識です。

でも、日本人が油断しがちなのは、鍵が開いてりゃ外からでもすぐ部屋に入れるんじゃないの?と思っているところなんです。

(出典: いらすとや)

ハエを追っかけて締め出されたしめじ

ここでアホエピソードを一つ。冒頭でも触れた2009年9月、アパートの1室で一人暮らしを始めた僕は、土曜の夕方に晩飯を作っていました。9月で夏真っ盛りとまではいかなくとも、まだ残暑な感じがあったドイツです。窓の隙から飯の匂いにつられてハエ2匹が部屋に入ってきました。(ドイツの窓には網戸がありません。)

当然鬱陶しいのでコンロを止めて(ここ重要)追い払おうとするのですが、なかなか手を焼き、20分ぐらい経ってやっと玄関まで追い詰めました。その勢いでドアを開け、何とか1匹追放。さぁ次はおm

バタン

背後で聞いてはいけない音を聞いてしまいました。ていうか自分が部屋の外に出ていたのをその音で気づかされました。外に出るつもりはなかったので、部屋の鍵は部屋の中です。

締め出されました。でもこの時はまだドアノブは回るものだと信じているので、すぐさま握って力を入れます。

が…、僕の手のひらは固定されたドアノブを滑るばかり。

本当に締め出されました。「あっ、終わった。」

ハエ1匹追い出すコストにしては痛すぎる。部屋には作りかけの晩飯と追い出す予定だったもう1匹のハエ。なぜ僕はハエに部屋を譲っているのか。

それを考えているだけで2分は身動きが取れませんでした。

そして我に返り、どうすべきか考え始めました。とりあえず隣人に拙いドイツ語で相談しましたが、その時すでに土曜の夕方。管理人に繋ごうとしてくれるも撃沈。日曜の午前になれば、緊急で連絡できるかもしれないから、とりあえず日曜になるまで待とうという結論に落ち着きました。幸い洗濯室が共用で、都合良くマットレスが置いてあったので、その日はそれで寝ることに。

何人か入ってきたときに事情を説明するときの惨めさときたら…

で、日曜の朝。相談した隣人が携帯から管理人に連絡して、対応してもらえることに。本当に助かりました。隣人は確かクウェートかどっかの人だったのですが、そのとき彼らの残り物の夕飯をおすそ分けしてくれたり、土日なのに助けてくれたことが、僕が中東の人に好印象を抱き、ニュースで何となく植え付けられた先入観なく接するようになったきっかけの一つです。

鍵を開けてもらうのは有料

ともあれ管理人が到着し、無事に部屋に入れることになったのですが、僕の管理不行き届きが原因として解錠に60€かかると言われました。高いのかどうかの判断はその時できませんでしたが、とりあえず家に入りたかったので、その足で近くのガソリンスタンドへ行き、キャッシングか何かでお金をおろして管理人に払いました。

日本の相場は分かりませんが、こういうケースでお金を取ることはあるんですかね?

脱力感と安堵

時間にして15時間ほど部屋を開け放していたので、再び入れたときはぐったりしつつも部屋のありがたみを噛みしめていました。作りかけていた晩飯を捨て、弱っていたハエを渾身の力(タオル装備)でぶっ潰した後、ベッドで眠りにつきました。

この後、しめじはタオルを巧みに操って害虫を駆除する技術をなんとなく磨いていったのであった(どうでもいい)。

2回施錠型

あと、もう1点紹介しておくべきことがあります。

これは日本にもあるかもしれませんが、ドイツではカードキーとかでない限りほぼ全土で普及しています。鍵は穴に差し込んで2回(半)回すと施錠、解錠が完全に完了し、自分のもとに再び収めることができます。なので、出ていくときは鍵を2回(半)回したか確認してから出かけましょう。最初は慣れないかと思いますが、1カ月もすれば特別意識しなくてもそうしているはずです。

ちょっとだけ、が要注意

とまぁ、ドイツに住むと日本にいるより部屋の鍵のことを意識するべきというお話でした。

(出典: Frickr “Keys.” by Linus Bohman)

大学などに行く場合は当然ですが、例えばそこにゴミ捨てに行くだけとかでも出る前に鍵ちゃんと持ったかは必ず確認しましょう。自分の部屋のドアは、自分に部屋の鍵でのみ開けられるという意識を持っておくことが重要です。

僕もあの時洗濯室が共用でなくて、その中にマットレスが置いてなかったら…(汗)。

ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます!

別のブログも読んでいただけたらうれしいです。

んでは、また~。

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